終わりよければ全て良し。散々だった2015年の締めは、リゼロットの裏でこっそり作っていた(事の経緯)短編RPG「暁工房のコートニー」Debut!
今作は錬金術師コートニーが賢者の石を求めて採集地を巡る、古式ゆかしいマイスターRPGです。コートニーは壊してしまった賢者の石を、なんとかしなければなりません。恐ろしいお師匠様が帰ってくる前に……。
素材を集めて新しいアイテムや装備を作り、お金をためて地図を買い探索範囲を広げ、仲間と出会い、様々な出来事が起こる。いわゆるアトリエ的なRPGですが、短編なりのコンパクトさを活かしてサクサク進められるように様々な調整を施しています。
具体的にはアイテムの所持制限、使用アイテムの消費、錬金術による時間経過といった特徴的な制約がなく、錬金術による特性変化もアイテムのデータベースを書き換えていく(銅の剣にHP+20を付けると、全ての銅の剣に同じ特性が付く)という大胆な仕様になっています。今作の錬金術は、世界を変える力なのです。
ヒロインはコートニーの他に、もう一人。
他にも幼なじみの変態騎士見習と、見た目はただのキモデブ親父だけどすご腕の傭兵が仲間に加わってくれます。男性陣はロクなやつがいませんが、戦闘やHイベントでは非常に頼りになるキャラクターです。
イベントCG枚数自体はミーリエルより少ないものの、立ち絵やカットインを活用することでシチュエーション/演出の幅はむしろ広がっています。他のエロRPGでは散々やられてきた手法なので「やっとパルティア教団もこのレベルに追いついたか」という感じですが、今までの規格だと絵面/工数の両面で難しいところがあったので、小規模な作品で根本的な見直しを図る……というのが今回の狙いのひとつでした。
告知したとおり、原画/彩色はチキンライスさん。その他のメンバーもいつも通りです。天に召しますパルティアの神よ。願わくば今回は何事もなく、順調に開発が進みますように……。