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誰しも正しいだけじゃいられないけど、精一杯そう振る舞おうとしています。そんな窮屈なシャバの暮らしを、ちょっとだけ自由にしてくれるのがフィクションの最大の役割だと考えています。言ってしまえばただの気休めですが、本当に戦争を引き起こしたり、異性を拉致監禁したり、最凶ウィルスを開発して人類滅亡を目論んだりするよりずっとマシでしょう。

一方で、特定の思想を植え付けたり、気休めのはずなのに現実生活に支障をきたすほどのめり込ませたりと、なかなか恐ろしいことも出来てしまうんですよね。この辺を極めると宗教になるんでしょうけど、別にそれ自体には善悪もないし、そういった拠り所が必要な人も大勢いるのでしょう。

そんな中で、はっきりと悪玉として分けられてるのが「詐欺」なんですけども。「良く出来たシナリオは詐欺の手口と一緒」という話をどこかで読んだことがあって、困ったことに、これも大変良くわかってしまうわけで、結局のところ「受け手がどう転ぶか分かるまで、何とも言えないのかも知れないなあ」などと、

聖剣伝説の新作を前に、僕はただただ思いを巡らせていたのでした(意訳:とっても複雑です)