「1room -家出少女-」について/RPG制作の今後の話

この企画のあらましも、一言で説明するのはなかなか難しい。元々「おやすみレイパーを発展させたゲームを作りたい」という展望があり、とある会社から制作の依頼があった際にその方向で企画を通して準備を進めていたのですが、予定していた原画の方が体調を崩してしまって、そのままお流れになったということがありました。これがミーリエルの発売2ヶ月前くらいの出来事。もうかれこれ5年前の話になります。

時は流れて2017年春。RPGはやっと素材が揃った頃には当初のシナリオからVX Aceの解像度まで気になりだして収集がつかなくなってしまい、いたずらに時間ばかりが過ぎておりました。ツクールMVもVX Aceの完全上位互換というわけでも無いので、移行もなかなか上手くいかず……もう一人で渉外をこなしながらお手軽ゲームエンジンで作るのは限界かもしれん……と悩んでいた頃に目に止まったのがUnityで、試しに数週間ほど触っている内に、どうも思っていたよりもずっと簡単にアイデアを形にできるツールだということがわかってきました。

そんな折、知人づてに「Akari Brast!」代表の方からゲームを作って欲しいという依頼があり、外注との渉外や予算などの面倒を引き受けてくれるということで、心残りだった件の企画をUnityで作って見ようと思い立った……というのが今回の発端です。昨年の初秋から急ピッチで制作を進めたため、結局スタッフはほとんど僕が信頼の置けるメンバーで話をつけてしまいましたが、背景に腕利きの方を紹介していただいたり、音声収録を手伝ってもらっています。音声の重要性は言わずもがなですが、背景も今作の雰囲気をしっかりと固めてくれたと思います。

……ここまでの話の流れだとRPGもUnityで作りなおしますと言い出しそうですが、今のところRPGはそのままVX Aceで完成させるつもりです。ツクールMVもやっと最新のJavascriptに対応したらしいので、一応確認してみるつもりですが……。

リゼロットは体験版を出せるくらいにはできていて、システムはほぼ完成している状態です。コートニーはちんたらしている間に他にも良さげなアトリエライクRPGが他にも色々出ているので、いろいろ見て回ってゲーム体験が遜色ないように見直したいと考えています。ともあれ納得のいく方法で、なるべく早く仕上げられそうな方を先に作るつもりです。

とりあえずここ一ヶ月ちょっと、1room完成まではそちらに集中します。随分と遠回りでしたが、一から様々なデータを自分で構築してゲームを作ってみて得られたものは決して無駄ではありませんでした。今ならもう少し上手くやれそうな気がするのです。